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ビリヤードの起源については明確な事は分かってはいせん。ただ、かなり古くから行われていたようです。 |
紀元前400年ごろ、ギリシャにおいて地面に丸い2個の石を棒で撞く屋外スポーツとして行われていたという 記録があります。室内スポーツとして発達したのはスペイン説・イギリス説とありますが、14~15世紀頃の1571年のフランスのチャールズ9世の王室芸術家であるド・ビニーの発案といわれたフランス説が有力です。 |
14世紀頃、ビリヤードはヨーロッパの宮廷で流行しました。フランスのルイ14世は、医者のすすめで健康のためにビリヤードをしたという記録も残っています。フランスのシャルル9世や、ルイ16世、イギリスのジェ ームズ1世、スコットランドのメリー・スチュアートなどは、熱狂的にビリヤードを楽しんだといわれており、ビリヤードは貴族のスポーツとして人気があったようです。 |
現在、最もビリヤードが根付いているのは何といってもアメリカです。そのアメリカには1565年にスペイン人によってはじめて伝えられたといわれています。そして、1850年代、ポケットビリヤードはアメリカで大流行しました。アメリカの歴代大統領のなかでも特に、ジョージ・ワシントン、アブラハム・リンカーン、トーマス・ジェファーソン、ジョン・クィンジ・アダムスなどがビリヤードを楽しんだといわれています。 |
日本にビリヤードが伝わったのは1800年代のことで、江戸時代、長崎の出島にオランダから伝わりました。現在のようなポケット・ビリヤードは、1900年頃にアメリカから持ち込まれ、普及し始めたその中心地となったのは何と”京都”でした。もともと、ヨーロッパにおいて”貴族のスポーツ”として流行してきた経緯に 妙に符合する話のように思えませんか。 |